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優れた含侵接着性により微細な”ひび割れ(クラック)”補修の最適解

クラックブロックにはこれまでの工法で容易でなかった0.2mmのひび割れ(クラック)を簡単に埋めることができる新技術です。

ひび割れ(クラック)内の微細な気泡にしっかりと浸透し硬化するため、強い密着力が実現できます。

簡易的な工法での補修により、施工期間の短縮やコスト削減にご期待いただけます。

クラックブロック樹脂の比較試験

鹿児島県工業試験センターにて曲げ(座屈)試験

未施工試験片3

施工済み試験片3

試験片の制作状況

未施工試験片

規格品のコンクリート板を試験の企画に合うようにトリミングし、試験片を制作した。

施工済み試験片

規格品のコンクリート板を叩きひびを入れ、その後にクラックブロック樹脂を施工する。

硬化したら、試験の企画に合うようにひびが入った箇所をトリミングする。

凹凸が酷いと試験結果に影響が出るため、表面を均して試験片を制作した。

完成試験片

左:未施工 右:施工済

試験状況

今回制作した試験片を専用の試験機械にて押し、ひびが入ったところで停止し、

押した圧力の数値にてその強度を測る。

機械にて押していくと、このように裏側に一本のひびが入っていく。

これを試験片の本数分繰り返して比較を行う。

試験結果は以下の通りとなった。

123
未施工5.15Mpa5.54Mpa5.43Mpa
施工済6.78Mpa6.59Mpa5.95Mpa

この結果により、クラックブロック樹脂を用いてひび割れを補修した試験片の方がひび割れの無い試験片よりも強度があることの確認ができた。

また、クラックブロック樹脂の中にひび割れを補修した箇所が後に一目でわかるように蛍光剤を混ぜて施工している為、ブラックライトを当てると新たにできたひびと樹脂で補修されたひびと樹脂で補修されたひびがわかる。(下画像の赤丸で囲んだ箇所が今回の試験で新たにできたひび、白丸で囲んだ箇所が試験片作成時にクラックブロック樹脂で補修を行ったひび)

このことにより、クラックブロック樹脂で補修を行うと、新たに力が掛かっても補修を行った箇所に応力が集中せずに別の場所が破断することが確認できた。